2016年8月名古屋市での殺人事件の初公判が6月21日に開かれました。
この事件は当時小学6年生だった佐竹峻太くんが父親である佐竹憲吾被告から胸を包丁で突き刺されて殺害されたというもので、自分の息子をいい中学に入れようと息子に勉強を強要し、その行動は次第にエスカレートしていきそれは異常なまでの暴力となり、最後には息子を殺してしまうというなんとも恐ろしい事件でした。
なぜ佐竹峻太くんは殺されなければならなかったのか?
この事件を初公判での母親の証言などをもとに詳しくみていきます。
佐竹憲吾の判決や顔画像や学歴経歴や犯行の動機は?教育虐待の末路がこれか?
佐竹憲吾の顔画像と経歴

参照:ANN
名前 | 佐竹憲吾 |
年齢 | 51歳 |
職業 | 無職 |
前職 | トラック運転手 |
学歴 | 東海高校卒 |
この佐竹憲吾被告、実は名古屋でも超名門の男子校である東海中学~東海高校の出身です。
東海中学は偏差値67、東海高校は偏差値73ですのでかなり優秀な学校だということがわかります。
息子にも同じような学力優秀な学校へと進んで欲しかったのでしょうか?
佐竹峻太くんの母親の証言

参照:ANN
殺された佐竹峻太くんの母親は初公判でこう証言しています。
「夫は始めは峻太をかわいがっていました。しかし峻太が小学三年生ぐらいに塾に入りその頃から次第に峻太への暴力がエスカレートしていき、教科書を破ったり、積み重ねられた本を蹴ったりしていました。峻太の髪を夫が抜きなくなっていたこともあって、中学受験が近づくにつれて暴力は激しさを増していきました。峻太に「2人で一緒に家を出よう」と言ったら「パパとママが一緒がいいからやだよ。お願いだから一緒にいて。」と言われました。」
母親は佐竹憲吾被告の暴力から息子を守るために何度も止めに入ったりしたようですが、この母親にも暴力をふるっていたようです。
暴力で自分のいうことを聞かせ支配するという行為は本当に許されないことです。
犯行の動機

参照:ANN
佐竹憲吾被告は長男の佐竹峻太くんに対し、包丁で脅して勉強させようとしていました。
脅したり暴力で無理やり勉強をさせるなど、普通の人ではありえない異常な行動を繰り返しています。
佐竹憲吾被告は息子に、自分と同じ中学に行かせてゆくゆくは医療関係の仕事につかせたかったようです。息子を医者にしたかったのでしょうか?
でも、思い通りにならなかったから激昂して息子を刺した。刺したら死んでしまった。これが犯行の動機ではないでしょうか?
「死に至らしめたことは事実ですが、殺意は持っていません。」と初公判で証言していますが、刃物で胸をつき刺せば死に至ることは誰もが容易に想像出来ることです。
なにをされても、それでも父親の期待に応えようとして、挙句の果てにその父親から殺されてしまった佐竹峻太くんの気持ちを考えるとたまらないです。
判決はどうなる?

参照:Yahoo!
今回名古屋地裁で行われた初公判で佐竹憲吾被告は殺人罪に問われていますが、起訴内容を否認しており、傷害致死罪にあたると主張しています。
しかし、佐竹憲吾被告が峻太くんに突き刺した包丁は心臓や肺にまで達しており、「脅すつもり」で刃物を手に持ちそれが果たして心臓や肺にまで達するでしょうか?
明らかな殺意がないといくら大人の男性の力とはいえそこまでの傷を負わせるにはかなりの力が必要だと思われます。
裁判所がどのように判断するかはわかりませんが7月19日の判決が待たれます。
個人の意見だけで言えば、極刑を望みたいところですが…。もし傷害致死罪などになるようなことがあれば峻太くんはうかばれないでしょう。
【まとめ】
佐竹憲吾被告は息子の将来を考えて自分と同じ有名中学に行かせたかったのでしょうか?いや、息子のためではなく明らかに「医者である息子の父親」と、世間から羨望の眼差しで見られたいという歪んだ自己欲求を満たすために息子を脅して恐怖を植え付け勉強をさせていたのではないでしょうか。
来月は被告人質問が予定されています。
佐竹憲吾被告がどのような答えをするのか今後も注目していきたいと思います。